7.3.10

07/03/10 morning glory

 

「もうダメだよ・・限界だ!」

毎朝、ベッドの上で、そして朝ご飯を食べながら、シャワーを浴びながら、靴ひもを結びながら思う。

「こんなに辛いと思いながら、それでも自分は生きなければならないのか」

「誰か、タオルを投げてくれ!自分はもう闘えない。」

昔からずっと朝が苦手だった。早起きが出来ない訳ではない。毎朝6時前には起きている。全てから逃げ出したくなる。でも逃げたらもっと辛いと分かっているから逃げられない。こんなことを考え始めたのはPNGに来てからでなく、ずっと前、日本に居るときからだ。

「死にたくないから生きている」

私の友人がかつてそう言った。分かる。本当に良く分かる。死んでしまったらもう戻れないのが恐いんだ。その恐怖を越えたら人は簡単に命を捨てられるだろう。不可逆性の恐怖・・自分には越えられない。

今は、辛い。でもいつか来る morning gloryを信じているから生きている。あるのか、無いのか、分からない。でも、探さない限り見つからないそれのために生きている。どっかにこの生の意味があると信じて。無いと言った途端に終わる旅。しかし、どんなにしんどくても、壁に頭を打ちながら、その先に向かって飛んでいく。それが出来るのは、自分の変化、世界の変化を感じているからだ。自分は1年前の自分とは違う場所を飛んでいる。そして、そんな自分が見る世界も同じではない。いろんなことを繰り返し、繰り返し・・でも違う場所を飛んでいる。「生きることは変わることだ」、ある映画の原作で主人公が叫んだ。

morning gloryこの単語には大学時代の教職の授業で出てきた教材例の一つ「朝顔」のことを学んだときに出会った。それ以来、ただ朝を恐れるのでなく、毎朝それを探している。また朝がやってくる。それは今の自分にとって最も恐ろしい瞬間であると同時に、そのゴールへの期待の瞬間なはずなのだ。

まだ飛べる。そう自分に言い聞かせる。

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