22.4.10

12/04/10 歌づくり

月曜日。

土曜日。耕した畑に、Pおばさんが用意してくれた種を播いた。ナス、トマト、チンゲン菜。新しい生命。畑、しんどいなと思っているが、少しワクワクした。

私は、歌うことが好きだ。ギターを弾くことが好きだ。日曜日は引き籠ってギターを弾いた。小学校の校長先生が来るというから待っていたが来なかった。ギターを使って作曲に挑戦している。断片だけが出来上がる。作詞も。なかなか完成しない。

中学校の卒業間際、好きだった子に歌を歌いたくて初めたギター。何故か高校では皆がフォークギターをかき鳴らすなかでクラシックギターを手に取った。言葉の無い世界、そこに一つの真理があるような気がした。部室で寂しくつま弾いてた頃が懐かしい。高校生になってお金を貯めて、自分のギターを買った。いつも自分と一緒だった。永遠の素人と言われたことも。でも歌うことも相変わらず大好きだ。地元のアーケードで、友達と二人で迷惑も顧みずに歌った頃が懐かしい。

先週の金曜日。放課後にギターの音が聞こえた。職員室で二人の教員がセッションしていた。ここにはピアノはなく、主な伴奏楽器はギターなのだ。なので、ギターを弾ける人は多い。学校の授業も使う楽器の定番はギター。朝礼のときの国歌の伴奏にも。私が部屋に入ると、一人が日本の歌謡曲、ナガ?チツ?シの曲を弾き語りしてくれた。かつてのボランティアが教えたらしい。そして、二人はマヌスの音楽や、懐かしい洋楽を演奏した。僕もお礼に、日本の人が作曲したものということで、昔覚えたオシ?コー?ローのしっとりとした曲を演奏した。PNGの人は落ち着いた曲は喜んで聞いてくれるのか・・ずっと疑問だった。が喜んでくれた。毎週ギター講座やってくれと言われてしまった・・。

残念ながら、今はクラシックギターの先生につくことはできない。仕方が無い。できないことももちろんあるが、出来ることは沢山ある。力を抜いて、耳を澄まして、練習曲を弾く。

その一方で、PNGで歌つくって、溜めて、道ばたでも、どこかの機会でも見つけて歌ってみたいと考えている。何故か。それは、将来日本でもそうしたいと思っているからだ。歌というのは、普段考えているけどなかなか言えないことがすっと言えたりする魔法を持っている。常識を疑われるようなすごくロマンチックな発言でも、真面目に言える。すごい説教くさいことでも、流れたりする(良くも悪くも)。本当に人に伝えたいことを、歌に載せることで、伝えられる。でも本当に伝えたいことが、誰も歌わないようなことだったら自分で書くしかない。もちろん人の歌を歌うことにだって、大きな可能性が秘められている。でも、自分で歌を作ることは自由だ。それゆえにとんでもないものが生まれる可能性もあるが。奇抜で無くても、万人に聞いてもらえなくても、立ち止まった人、共感してくれた人に何か大事なことが届く歌を作りたい。

もしできるなら、今、やればいい。日本に帰ったら、とか言わず。そう言う訳で、なんと今日人生で初めて、一曲の歌を完成させた。やればできるもんなんだな~。故郷の相棒に聞かせたいところだ。

人生最初の歌は猫に捧げた。絶対にその歌を理解し得ない猫に歌を捧げること、もう私の自己満足以外の何ものでもない。

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