22.4.10

21/04/10 小学校

水曜日。

昨日、火曜日は朝からマヌス州政府に行った。最近よく家に来るMr.Kが教えてくれた、教員の能力向上を目的にした勉強会的なものをする1週間(PISTWeek) への講師としての参加を希望している旨を伝えるためだ。Mr.Kも一緒に来てくれた。彼は一緒に手紙を作ってくれたし、私の現在の活動に対する不満(グチ)も聞いてくれる。彼は教育学で修士号も取り、経験もある、私の大先輩だ。違う学校で働いていることが残念。

ボランティアが去って何がこの地に残るだろう・・私は何が残せるだろう。自分の今居る学校であれこれ、見て、考えてみた。理科の知識か?化学の教師は、自分の専攻を持ち、しっかり指導している。物理も、生物も然り。もちろん、地学のことなら、役に立てる。化学の先生も、物理の先生も、実験や測定を授業に取り入れてやっている。むしろ、自分がその指導に不安なくらいだ。語学面や指導能力の面で。これが絶対いいんだと言う教授法を自分は持っていない。せめてもの救いは私が居ることで、地学がこの学校の生徒が学べたことは幸いだと思う。それだって、良い授業かと聞かれたら胸を張れるものじゃない。しかも、私が去ったらこの講座は無くなるだろう。

何が残る?・・・その気持ちで、考えて、自分の能力とそれを欲している場所を探した。それが小学校だった。小学校の教師はどうも理科、数学の理解に不安があるらしい。何処に行っても。日本ですらその傾向があると聞く。日本での学生時代の小学校の授業補助のボランティアを思い出した。ここでもできることはある。そう言う訳で、小学校の教師を対象に理科、数学の講義を行うことにしたのだ。考えていたのは近所の小学校。それをMr.Kに話したら、マヌスの小学校教員、全員の前でやるチャンスがあることを教えてくれたのだ。教員の理数科理解向上がもし達成されれば・・それは、想像するとにやけてしまうくらいすごいことをやっている気がする。小学校の授業で、間違ったことを言わず、本当に大切なことが学ばせることに教師が集中出来たら、生徒がより良い授業を受けられたらいい。それは、自分が彼らの代わりに教鞭をとることより遥かに良い方法だ。何故なら私は教授法に自信が無い上、効果の持続も期待できる。みんな辞めなければ、きちんと職場で知識が引き継がれれば。

州政府の方々にはとても良い反応をされた。しかし、PISTweekがいつになるか未定という痛恨の知らせを受けた。例年なら次の第二学期終了後の休みの間に行われるのだが・・。お金が問題らしい。しっかりしてくれよ!

その後、自分の学校の校長にもその話をした。快諾してくれた。反対しないよと。道すがら、近所の小学校Pombrutの校長先生に出会った。先週の日曜日、彼は家に来るはずが、来なかった。彼は謝ることなく、忙しかったと言った。理解します。お偉いさんが来て大変だったでしょう。・・それで許される、謝らないのが、文化なのだろうか。と言うより、そこまで本気で考えられていないということを、自分は理解しています。と心で思いながら、学校の中に招かれた。

その日と翌日で教員にパソコン講座を行っているということだ。将来、パソコンを学校に買うつもりらしい。そこで、明日の集まりで講師をやってくれという、なんとも急な依頼を受けた。助手で良ければということで引き受けた。

 

水曜日。今日。朝から小学校に。教師に課題を与えて、各自にやらせる。パソコンは全部で7台。受講者も最大で6人。十分だった。自分に教えられることがあるのか、不安だったが、教えることが多すぎた。こうやったら表が作れますとか、クリックしないと動かないよ!とか、様々な難易度の疑問に対応した。講師のはずの校長は不在がちで、自分がそこに。文書やスライド、修了書、広告などを思い思いに作っていた。この知識が彼らの仕事の向上に繋がると良いのだが・・学んで満足が一番痛い。そしてありがちなケースなのだ。自分の講義(教員向け)も、そう言うことに気をつけないと。

明日、校長とデートだ。一緒にラウン(ぶらぶら)しようと誘われた。ちなみに、男性です。朝8時から。今少し後悔している。ゆっくりしたい病が襲いかかる。彼は8時に来るのだろうか?ここの人と約束をするのは本当に面倒だ。

このブログに浮いた話が出てこない。そういう話が嫌いな訳ではないのだが。小学校の教員は、平均して若い人が多い、そして女性が多い。少しドキドキしたが、この人きれいだなと思う人は、既婚者しかも子持ちだった。こちらの人、結婚、出産がすごく早い。そりゃ人口も増える・・。皆家族(ワントク)と暮らしているから仕事していても、誰かが(絶対無職の人間が居る)面倒を見てくれる。ともあれ、お陰で自分も仕事に集中できた。既婚者、男の居る女性に手を出すことは、本当に生命の危機を招くことだ。男女関係のもつれあいで、ナイフで切り合う、格闘しあうことは多いらしい。話せば分かる・・のだろうか。

真面目に仕事しよう。誠実に。

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