10.1.11

09/01/01 理数科分科会

日曜日。

昨年11月、ついにマヌスセカンダリースクール、私の配属先にて、PCMワークショップを開くことに成功した。

学校の抱える問題を、分析し、何かできることから解決していくためのプロジェクトを組み立てる、ワークショップ。上から指導するのではなく、共に考え、やっていこうという、ボランティアの姿勢がうまく活かせるのが強みである。

このとき、理数科教師として各地で活動するボランティア8名が集まって、ワークショップを運営した。全員にとって初めてのことだったため、不安を抱えながらであった。

言語の問題・・私たちボランティアはきちんと話し合いで意志疎通ができるだろうか。

文化の問題・・モチベーションの程度、参加者の積極性は?スケジュールのきつさなど。

私にとっては、全4日間朝9時から夕方4時までのこのワークショップに、現地教員がどこまで付き合うのか、それが一番心配ごとだった。参加者をわが校から6名決めたが、最後まで4名は積極的に参加した。もうひとつのグループ、パピタライセカンダリースクール、の教員も同様な具合であった。正直同僚の問題解決に向けるエネルギーの大きさに驚かされた。

中心問題として扱ったのは、偶然にも両校とも「生徒の出席率が低い」ことであった。この解決のために8人のボランティアは二つに分かれて、その学校の教員が問題を分析したり、対策をぎろんしたり、具体的なプロジェクトの立案をすることをサポートした。学校の状況は異なり、したがって、対策、ワークショップによって出来上がったプロジェクトも異なった。

ボランティアはみな自分の任地へ帰った。そのプロジェクトの面倒をみるのは、残された教員、そして私である。

我が校では、生徒の出席簿のきちんとした管理や同時に教員の出席を管理することをプロジェクトとした。2月から開始予定。

このワークショップ、開催まで色々な手順があった。開催は無理なのではないか、とさえ思った。その労力が報われたか否か、その判断はまだやってはいけない。開催して満足してはいけない。学校のプロジェクトは機能したか、なにか改善したか、ボランティアは何かを学んで活動を豊かにしたのか、これがなければ、骨折り損である。

じぶんの活動は骨折り損であった・・そう言いたくないのが、人間である。まだ、できることはある。

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