18.8.09

13/08/09 たなぼた

今日は、朝からずっと人と仕事をした。すると色々と仕事が降ってきた。

理科主任が私のタイムスケジュールを作ってくれた。私が実験室で何やらやってるのを、彼女は知っているのでかなり気遣ってくれた。完全に私の希望に沿ってくれた。現在2つの授業を持とうかと計画していた。どの授業も週5コマなので、始めは週10コマで流していくことになりそうだ。前から考えていた科学、もう1つはgrade11 の化学である。それらのスケジュールを示してくれたのである。ちなみに皆さん20コマ、25コマ持っている状態である。

grade11 で熱力学を教えていたが、どうも次のトピックが熱力学関数のようだ・・エントロピー、自由エネルギー、エンタルピー。高校生が学ぶのか・・。少し驚いたが、簡単な概念と有用性を話せば良いようだった。概念的な説明が込み入ると、ここの教師はしばしば間違ったことを教えていたりしている。授業後、スタッフルームにて「教えたい?」と聞かれた。少し戸惑ったが「次の授業やるよ!」と答えて、持つことになった。

スタッフルームでさらに実験室について話した。理科主任は実験をときどき見せているが、モノが無いから思い通りできないと話した。校長が話した。「お金があるから実験室を新しく作る」と。驚いた、いつのことやらと思っていたが「すぐ作る」らしい。そういう話はあったらしい。必要なものをリストアップすれば買うということなので、これから理科主任とリスト作りをすることになった。

今日は実験室でなく、放課後は理科教員室に居た。すると、同僚が課外授業を見ないかと誘ってくれた。電磁気の授業を私が準備しているのを知っていて、課外でそれをGrade10に復習するということだった。過去のNational Exam. から問題を3つだけ私が選んで解せることにした。それぞれの問題で生徒に考えて欲しい内容を彼に語った。電圧、電流について、回路を水の流れるホースに例えて語ると先生がかなり食いついた!自分も生徒だった頃、見えない電流の正体をなんとなくイメージ出来たときは嬉しかった記憶がある。同僚はこのイメージを自分のものにしようと必死だった。「これ、生徒の前で語るといいよ!」って私は提案して一緒に課外授業に望んだ。途中で喋ったら彼のプライドを傷つけないか不安だった。が、彼は問題の途中でも、説明の途中でも私の話を聞きたがった。ときに私の英語を彼が支えてくれた。生徒たちも聞き入っていた。そういうときは「ちっちっ」と舌打ちをする。そうして課外が終わった。彼は一緒に授業を作れたことをとても喜んでくれた。これが発展すれば理数科教師勉強会をできるような気がした。なぜなら、理科教師は、食品科学・物理・農業・生物・小学校と、専門が異なる人間で構成されているからである。みんなが得意な授業をみせればいいだろう。

軌道に乗る兆しが見えてきた。

村落開発をしているS先輩がいくつか思考法を紹介して下さった。

しかし、まず自発的に出てきた目的意識を共有しないと,きっと困難が生じたらすぐ潰れるだろうということだった。

なぜ実験が必要なのか。なぜ勉強会を開くのか・・。動き出したのはいいが、この学校の目指すものは何か一度しっかり語っておくべきだと思う。実は実験室を新しくするより先に教科書を全員分買うことが先かもしれない。

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