9.8.09

Papitarai お泊まり会

8月9日土曜日、同期ボランティアの働いている Papitarai という村にある高校に行った。彼はスクールバスで、私は自転車で先に街を出た。全ての店は午後1時には閉まってしまうので慌てて kai bar (食堂)でご飯を澄ませた。

街を抜け、山を越えて、マングローブの林と美しいビーチを横に走った。道のり半分を写真を取りながら1時間かけて走った。きっと来てすぐの印象は後で財産になるだろう。1時から2時ということで日差しが痛く手が焼けているいるのが分かった。街は舗装されていたが、ほとんどがむき出しの地面で、たくさん穴があいていた。車もよけるために蛇行して走っていた。道半分10km程度で街を出たスクールバスに追い付かれた。バスと言っても荷台に屋根のついたトラックである。そこに私の乗っている自転車ごと積んでもらった。

Papitarai について学校を少し見学した。校舎もきれい、実験室もきれい。職員室には同期ボランティア歓迎の跡が残っていた。日本の学校より良い環境ではないか、と思うほどだった。彼は学校の敷地内の教員住宅、2戸建てに住んでいた。すぐ目の前が海だ。私はかねてきれいだと聞いていた Manus の海を満喫すべくシュノーケルを付けて泳いだ。きれいな砂浜からすぐにサンゴと沢山の熱帯魚に出会った。魚を見ながら泳ぐこと自体初めての体験であった私はとても驚いた。魚が逃げない。もちろん掴もうとしたら避けられるが。自然と一つになれたような気がして嬉しくなった。

海岸には古い船の残骸がうちあがっていた。今や魚の良い住み家となっていた。同期ボランティアは釣りに精を出していたが、収獲はなかった。カヌーで海へ出ると良いとのアドバイスを受けた。

帰ろうかという時に、朽ちた船の甲板が抜けて落ちてしまい、足を怪我してしまった。ちょっとした切り傷で済んだ。たまにはこういう怪我もしないと、いざ何かあったとき何もできないと強く感じた。何かの実を塗ると良いという話もされたが、校医に包帯をもらった。実際このイベントでPapitarai に校医がいることが初めて分かった。Manus Secondary にはいないらしいが。

気が付けば夕方5時、今日タウンの家に帰ることを諦めた。道は暗い。色んな意味で危険と判断した。夜映画「ガンジー」を見た。3時間の大作だった。国際協力に来ている自分を見つめなおすきっかけになった。それについてはまた書くが、ともあれ午前3時半まで二人で語り合ってしまった。こういう機会が私を変えてくれる。新しい考え方を私にもたらすのだ。強い身体の疲労感と共に並べた椅子の上で熟睡した。

帰りはまたスクールバスに乗せてもらった。本当に感謝である。

0 件のコメント:

コメントを投稿