9.8.09

お仕事

8月6日、今日はほとんどずっと実験室に居た。

今日は生徒の理科の実技試験があったのでその準備の手伝いと監督をした。

生徒は16種類の実験や測定を1つ3分でやらなければならない。

 

しかし、ハプニングは起きた。硫酸銅水溶液に純鉄を入れて観察する

という問題があったのだが、予定と違って全く反応しなかったのだ。

見てみると、使っていた鉄は古くて明らかに酸化していた。

実験室を何とかしようと心に決めて、ひたすら掃除に打ち込んだ。

 

しかし、途方もない作業にすぐ疲れてしまう。自分が居なくなったら

すぐに汚れて、また元に戻るんだ。そう思うと虚しくなる。誰かを巻き

込まないと。

そう思っていると、理科教師のヘッドが、休みなさいと言ってくれた。

人の手が必要ならば生徒を送るとのことだった。早速放課後に実験室に

4人の生徒が来て、せっせと働いた。かなり綺麗になった。

 

私はゴミと要るものを仕分けしていた。古い乾電池の中身を電流計で

確かめていると、生徒がこちらを見ているのに気が付いた。そこで、

生徒にやらせることにした。極が錆びて使えないものは、錆を取ると

使えた。生徒は面白がって極をガリガリと削りだした。そんな姿に

自分の仕事にやりがいを感じた。

 

本心は分からないが、理科が好きだ、実験したい。と言う。

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