3.8.09

Manus 到着

その日の2時頃、飛行機は別の島、Kevieng を経由して無事到着した。

予定より1時間遅れで。

飛行機を降りると、日本の夏を思い出すような蒸し暑い空気。

ちなみに・・一応南半球は今は冬の時期。噴き出す汗。

 

既に居るボランティアのうちの一人が、迎えに来てくれていた。

私の働く学校の職員も、もう一人の同期ボランティアの学校の職員も来た。

私はこの Manus island の唯一のタウン Lorengau に二年間住む。

ここに2人の先輩ボランティアと同居する。

 

任地によって、居住環境は全く異なる。

それはこの国の特徴に由来する。

この国には800もの言語の異なる部族が存在する。

方言レベル・・では済まない。お互いが理解できないというから

よっぽど違うようだ。この部族の仲間を wan tok( ワントク )という。

全ての部族の共通言語、それが崩れた英語ピジン英語である。

私がPNGで研修を受けた現地語がこのピジンである。

今述べた wan tok システムはこの国で根強い。

これが支え合うが故に、この国には浮浪者が居ない。

言語だけでなく、顔、肌の色も異なるから面白い。

 

Manus は、最も小さい州である。しかし、数十の部族があるという。

この国の人の認識では、高地の人は怒りっぽく、海岸・島の人は穏やか。

Manus は美人が多い、海の幸がおいしいことで有名だ。

実際、州都 Lorengau は、小さな街だった。スーパーマーケットが二つ。

写真の現像はこの州では不可能。

しかし、農村部より遥かに多くの人が居る。

買い物ができる、それだけで都会である。

 

タウン、比較的多くの人と出会える場所。

日本人でも生きることは比較的容易。

この地の利を活かして、一歩踏み込んだ活動をしたいと思う。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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