18.8.09

17/08/09 初授業

ついに来た。指導案も作った。板書計画も作った。

理科主任Usuさんは後ろで見ていた。教科は化学。単元は熱力学。内部エネルギーとエンタルピー、そして吸熱・発熱反応に対する応用についてだ。日本の高校生は学ばない範囲を含んでいる。だから、噛み砕いた。教科書は無い。だからノートは彼らの自習のために必須なのだ。

40分はあっという間だった。簡単に言うと、アドリブで噛み砕きすぎた。目標の三分の二しか進まなかった。一度教育実習で同じ失敗をしているのに。まだまだ修行が必要だ。喋れても、ごにゃごにゃ喋る生徒の言葉がなかなか聞き取れない・・これが授業運営での不安要素になっている気もする。これも何とかしたい。生徒が迷っているとき、それは生徒が考える一番のチャンスだから。

こちらの子どもは(実は私も)ノートを取りながら話が聞けない。しかも、全力できれいなノートを作りあげる。これに配慮が必要だ。彼の手を止めて、耳を傾けさせ、考えてもらうには・・・きっと板書を写す時間を約束しなければ無理だろう。板書を先に一気に書き、一気に写させそれから一気に喋る。そんなスタイルの方も多い。しかし板書が出来るには、過程つまり物語がある。出来上がりは大事だが、その物語が生徒に考えさせる機会を生み出す。「エントロピーが正の値を取る!それってどんな意味だろう・・。」それに生徒を巻き込みたい。

明日は内容をきちっと終わらせよう。質疑応答も時間内に。

おや、日本の授業って必ずしもそうだろうか?休憩時間に当たり前のように質問をしていた気もするが・・。「休憩時間」ってなんだろう。日本の状態も決して最善とは言えないんだろうな、と気がついた。思いがけない収穫だった。

今日初めて学校にパソコンを持って行った。恐る恐る・・机の上に出し、電源を入れて仕事を始めた。モノが無くなるという話を先輩から聞いていたからだ。しかし同僚は特に反応は無かった。現地の教師にも使っている人がいるで、そんなに珍しくないのだと思う。指導案、書きまくろう。あとで見るのも恥ずかしいんだろうな。

サッカー部にも通い続け、ドロドロの地面にも慣れてきた。平日毎日やっている。やっぱり自分よりうまくて速い。素足なのにいい球が飛ぶ。しかし、見てると自分の仕事も見える。こいつ速いんだよな・・なんて思いながらチェックする。今日は何故か私がクーリングダウンを先導した。監督の指示だった。明日から来月の州大会に向けて本格的に始動するらしい。楽しい。が、せわしい毎日だ。

もう少し睡眠時間を・・と朝、昼間に毎日思うのだが・・。日本と変わらない。

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