10.11.09

09/10/09 TSUNAMI

その知らせは授業中にあった。突然校内放送が流れた。いつも通り、聞き取れない。生徒たち曰く、今から集会があるとのことだった。少しガッカリしながら職員室に行くと、TSUNAMIが来るから学校は切り上げるという話をされた・・。ラジオのニュースで警報が出たらしい。大きな地震がバヌアツであったと。しかし、誰も深刻でない。パン食べたり、お喋りしたり・・。集会をして、生徒を返した。ラジオを聞きなさいと指示していた。寮生はご飯の時間。この学校は海がすぐ近くにある。教師は明日の教員お楽しみ会的なもののための打ち合わせをした。来週のはずが突然明日に変更されたのだ。

会議に集中できなかった。彼らは津波とは何か分かっているのか?自分には地震の大きさ、震源などの情報が全くなかった。バヌアツまで1000kmくらい・・・到達には5時間くらいかかるだろうと、大学で学んだ津波の速度の式を思い出しながら考えていた。スマトラみたいなことになったらどうしよう・・この島を救えるのは自分だけかもしれない、そう思うと居ても立ってもいられなくなった。そう言う訳で会議を抜けだし急いで首都の事務所に電話をかけた。地震は早朝のことで、既に警報は解除されたらしい。津波の被害は無かったとのことだった。

ほっとした。学校の同僚たちに知らせた。よかったね。とのことだった。バカらしくなった。しかし、自分が一部の同僚には自分がいかに真剣だったか話した。今日、生徒にも本気で「授業開始時間を守れ」と語った。最近、真剣に人に話す機会が多い。日本で本気で説教をすることなんてあっただろうか・・。自分に余裕が無いせいかもしれない。ともあれ、みんな無事でよかった。

0 件のコメント:

コメントを投稿