27.11.09

24/11/09 coming

火曜日。

いろんなものが一度に来る。

「期末」

教師は生徒たちの評価をするために必死だ。もっと計画的にやればよかったのに・・。言いたくなるが、他人事にならず、中途半端に作られたテストが私のところにやってくる。Mr.Nはいつも通り、途中で仕事を投げ出す。今回は理科主任が彼の後始末をした。それで何も言わないのが不思議だ。私も生徒の宿題、なんとも読みにくい手書きの文字と格闘している。

「ボイル」

やはり、彼は大きくなった。でも早めに処置したので増えることは無さそうだ。日本から送られた「あせも用」の薬がいい。こいつを乾燥させられないか・・。膿んで膨らんでいる。また歩きづらくなってきた。このボイル先週の日曜からだが原因については心当たりがある。ツナ缶だ。Sさんと迷信だと笑っていた諸説の一つ。ボイルになってずっと食べるのを止めていたが、その痒くなる前日の土曜日、私は久しぶりにそのツナ缶を食べたのだ!停電だったから。これは偶然なのか?バスケ仲間の言う「シンガポールの科学者が汚染されていると言っていた」という言葉がよぎる。もはや笑えない。そしてもうD社のツナ缶は食べられない。

「事務所職員」

首都の事務所からマヌス島へ職員が出張に来る。明日、水曜から金曜まで。私の職場にも視察に来る。一緒にお食事でも・・と言われているが、自分はカレーライスしか作れない。食べてもらうしかない。彼はホテルに泊まる。そこでは立派な外食が出来るがちと高い。彼に色々伺いたいことがある。会うのが楽しみだ。

 

朝起きて、自分が隣の家の少年Rだったら・・という話をSさんとした。

Sさんは死ぬという。

私は・・とりあえず妄想を続ける。

朝起きたらご飯が無い。無性にブアイが噛みたい(甘いものが食べたいみたいなものか?)。家族と言いあいを始める。勉強したくても本が無い。授業に行っても教師がいない・・とにかくお腹が減る。働いても大家族に吸い取られる。雑務を年上・教師から命令される。勉強したところで一握りしか大学に行けない。学校を止めれば、そこから死ぬまでずっと同じ変化の無い生活だ。ぶらぶらして、畑して、またぶらぶらする。かつて隣に住んでいたホワイトマンから学んだ日本語を自慢げに使う「オハヨウゴザイマス!」

こんな生活で希望を持って暮らせるか・・?自分は簡単に死なないが、どこまでやれるか・・。私はこの世界を変えられると信じて生きているが、そのような可能性を信じられること自体恵まれているのだ。もちろん、彼らの生き方が悲劇だというのは、私の尺度で見た結果だ。しかし、事実こちらの人は日本の暮らしを「うらやましそうに」見ているのだ。

ボランティアっていうのはこういう目線が必要なのかも。

どこの国の子どもに生まれても、世界を恨まずに済むような世界であって欲しい。そういう世界をつくらなければ。

少なくとも、自分がPNGに生まれたら、既に色々な可能性から見放されているのが分かる。もしかしたら日本もそうなのかもしれない。日本人では戦後の国連の体制を変えられないという人もいるかもしれない。

私はよく知らない。でも、自分にできることがある。まだエネルギーがあるのでやるだけやってみる。

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