17.11.09

12/11/09 口論

木曜日。一昨日、Mr.Nと口論になった。

その日は生徒のアサイメント(宿題)提出日。学年全体に課されて、試験と同様に成績に採点されて成績に加算される。この日の4時6分という半端な時間が受付締切だった。生徒は提出しにくる。しかし、Mr.Pは常に理科教員室に居ない。Mr.Nは4時前に帰ろうとした。昼休みもなく、ずっと仕事していた。普段は昼休みっきり帰ってこない。空腹らしい。

「あなたが帰ったら誰が宿題を受け取るのですか?」

「君だ、机に置いといてくれ。」

「僕もお腹減ったし、一緒に帰りたいんだけどな・・」なんて言ってみる。

「じゃあ、一緒に出よう!」とMr.N。

「だめだよ、生徒に言ったのだから4時6分まで受け取らないと。責任持たないと。」

彼は少し部屋で粘って仕事したがダメだった。

「今は生徒ではなく、自分のお腹が大事だ。」とか

「自分には別の責任がある、自分のワントク(大家族)を養うためにご飯を買いに行かないといけない。」

という言い訳を残して去った。「君は一人で生きているからいいだろ」「君が理解しなければならない」と散々私に非があるように言ってきた。「教師の責任を果たすからお金が手に入るんだろ?きちんと教師の責任を果たすのが先だ」私も必死だった。私だって平日に買い物が出来ないことで苦労している。だから平日にまとめ買いをしている。普通の日はまだいいしかし、この日は自らの教え子に示した約束の日。それを簡単に放棄した彼に私は苛立っていた。私はボランティアなんだよ、仕事は手伝えるけれど任せたらだめだよと言うようにしている。それは理数科教師の勤務態度が明らかに良くないからである。他の科目の教師は全員でなくても数人は勤務時間、それ以上働いていることからわかる。彼らからも理科教師の評判は良くない。今までのボランティアが一生懸命に働いた証でもあるのかもしれない。ボランティアに依存している。理科教員の不足を嘆くには説得力に欠ける。

 

その翌日、理科教員のうち、例のようにgrade9の教師3人と主任の会議が開かれた。相変わらずMr.Pは居ない。大分遅れて、主任に呼ばれてから来た。彼は家に居たというのだ。これだ・・。そして主任は既に話したことを再度Mr.Pに説明した。前に3人で話し合おうと約束した時もこなかった、そして謝りもしない。腹が立った。40分しかない会議の時間を潰しやがって。自分が今度作ったアサイメントのこと、Mr.Nの作った悲惨なアサイメントの答え、そこにはリクエストした採点基準はほとんど無い。自分なりの正答を書くので精一杯なのだ。Mr.Pにも確認を依頼した。では、会議を終わろうかと言うので・・挙手した。言わなければいけないことがある。

「時間は守ってください、Mr.P。主任はあなたのために同じことを2回言った。時間を無駄にした。」少し厳しい口調で。

「次に約束は守ってください。昨日は生徒の宿題締切日でした。でも4時6分にこの部屋には一人も教師がいませんでした。我々は約束を守らないといけない。もし、どこか行くならば、その時間の前に知らせて下さい」

「自分で既に教え子の宿題は集めたんだ」と。Mr.Pは主張した。しかし、私は聞く耳を持たなかった。本当はそう言っていたという事実は後で知った。それは彼がいつも約束に対して何か他の仕事をしていたとか言い訳を何回も聞いていたからだ。「アサイメントをコレクトしたんだ。」コレクト・・という彼の言葉collectをcorrectと勘違いし、彼は彼の持っている別の科目の宿題を採点したんだと思い込んでいた。それは私は、実際彼の教え子はMr.Pの居ない理科教員室に来ていたことを知っているからだ。彼は「私は集めたんだ!!」私に言いより机を叩き、去った。残された3人は少し茫然とした様子だった。私は少し息が詰まるような気持ち悪さを感じた。二人は同情するような顔をしていた。そして理科主任はMr.Pの主張を説明してくれた。やってしまった。自分のリスニング能力のせいだ。しかし、彼女に実際Mr.Pの生徒は昨日教員部屋に来たということを話して、彼はやはり責任を果たさなくてはいけないと私は主張した。しかし私に落ち度もあった。

Mr.Nのことを面倒見ないとダメだよ・・最後に彼に言おうとしたことを言いそびれた。

Mr.Nは助けが必要なことを自覚している。はっきり言って私が仕事したほうが早いけれど、そこを本人にやらせるのが大事なんだ。そうやってやり過ごすのではなく、いつか彼が一人前(私はいつからこんなに偉くなったのか・・)に仕事できるようになることが大事なはず。互いの仕事に干渉しなさ過ぎだと思う。ともあれ

ものすごく疲れた・・・Mr.Nはそのあと「僕も家では親に色々言われて大変なんだ」と前日のことを肯定しだす。もし、答案づくり困っているなら手伝えるよ。でも多分すごく時間かかるから、早めに準備しなよ。」そう言って弱気な姿は見せなかった。

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