10.11.09

19/08/09

二回目の授業、は突然やってきた。本当はテストするから今日は授業出来ないと言われていた。なんでもコピー機が壊れて、テストが刷れないから・・・と朝授業をするように言われました。

化学反応式を書いてみる、なんとなくそれらしく見える。酸素と水素、1:2でビンに入れたら水が出来るのか!?

今日は化学反応が起こるか起こらないか・・それを決めるファクターの1つである、活性化エネルギーについて話した。木は勝手には燃えないでしょ?彼らは薪を切って生活しているから、その辺はリアルだと思う。

「このエネルギーの壁さえ超えれるようにエネルギーを与えれば、君たちはこの反応(発熱反応)から、与えた以上のエネルギーを受け取るんだ。」朝礼の聖書のお話みたいで少し面白かった。「一生懸命やれば報われる。」とのことだった。

講義初めに約束した。最後の10分はノート写す時間をあげるから、それまで私の物語を聞く、そして考えることに集中するように。そして予定通り早めに切り上げ、板書に専念させた。彼らの未来はこのノートに懸かってるんだと思うと机間巡視にも熱が入る。しかし見てると、「違う!」って思うところがある。伝わっていない生徒も多いことを感じた。まだまだ工夫が必要だ。

 

成績の話がされる。国の試験も控えている。前任者もそれを大事にしていた。しかし、この国の中での競争を助けることがそんなに大事と思えない。校長は実験室改造に前向きだが、何を期待しているのか・・・実験室で成績アップは望めるか疑問だ。そこでなぜ実験なのか聞いてみた。

「現実と考えを結びつけるのが実験じゃないのか?私は生徒がいい方向に進むことを願っている。それには現実で手を動かすことも大事だろう。車の運転と一緒だ。頭で分かってもすぐエンストするんだから。」

予想に反して、成績という言葉は出てこなかった。わだかまりが無くなっていく気がした。

0 件のコメント:

コメントを投稿