10.11.09

22/10/09 test

木曜日。生徒にテストを返却した。自分一人で全5クラスの採点をした。テストを準備した人が採点もするのが慣例らしい。とりあえず従った。

今回のテスト、範囲は電気についてだった。色々工夫してみた。選択形式の問題が多いことに気がついた。というかそればかり。生徒たちに何かを説明させたい。彼らの学んだことから、それを何かの説明を作るためにはちゃんと順序だった考えが必要だ。そういう訳で、生徒に文章を書かせる問題を取り入れた。例えば、「なぜ固体の塩は電流を通さないのに、食塩水は電流を通すのか」を説明させた。

このテストをひとりで作った。同僚たちは完成品の添削をした。一人の同僚は英語は直してくれた。助かった。しかし、その他の教師はいいテストだ、それだけだった。正直不安だった。彼らは自分の教え子がこれを解けると思っているのだろうか・・。少し難しくないかな?と聞いても、この内容は既に教えてあると言う。きちんと問題を読まず。

蓋をあけてみれば、明らかに私のクラスだけ平均点がずば抜けていた。だから1週間も前に見せたのに・・。生徒も困惑したというのはテストの回答から伝わる。人に説明を与えるのも訓練が必要だ。テスト後答え合わせをした。感想を聞くといいテストだとか、難しかったとか様々な感想が聞こえた。このテストの意図を生徒に伝えた。教師に不満を直接ぶつけるようなことは彼らには出来ない。だから、一見するとうまくいっているように見えてしまう。しかし、不満を抱えている。答え合わせの授業の後、一人の生徒が理科教員室まで来て私に話した。「難しいとか、色々みんな言っているけど、そのスタイルでやって欲しい。もちろん先生が変えたいというならいいんだけど・・」と。とにかく嬉しかった。まさか生徒に励まされようとは。しかし現状は受け止めねばならない。授業中、常々「なぜ?」と問い続けてきた。生徒が答えても、突っ込む。たとえ答えが合っていても説明できなければだめだと。プロセスを大事にしろといつも言っている。自分が何か言うときも同じだ。なぜ時間を守るのか、なぜ静かにしなければならないのか。ただ支持するのでなく、根底にある思考を話す。

 

現在同僚の一人が病欠している。にも関わらず、誰もカバーしない。またか・・理科主任相談しても、時間が空いているなら、教えたいならやりなさい。それだけだった。こうやって無駄な時間を生徒は過ごさざるを得なくなるのだ。彼らは教師が病気なら仕方ないと割り切っている。でも、問題は教師間の連携にある。そういうシステムづくりをしないことに問題がある。生徒に対して申し訳なさを感じない。

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