10.11.09

31/08/09

現在週10コマの授業を持っている。指導案を毎回書こうと思っていたが、追いつかない。実験室の仕事を続けながら、手に入るもので簡単にできる実験の紹介もやろうと思っていた。焦りが出てくる。

静電気の実験を紹介した。プラスチックの定規をキッチンペーパーで擦る。強く速く。そして小さくちぎったアルミホイルに近づける。するとアルミホイルは・・。良かったら試して見てください。

この国のカリキュラムによると、中学3年生は雷の起こるメカニズムを理解しなければならない。しかし、教師も理解していないために、カットされることもあるようだ。上の実験はその理解を助けるために私なりに工夫したものだ。これを現地の先生に見せると・・ウケた。難しいのは解説だ。授業内容といかに結びつけるか・・。同僚Mr.Pに理科職員室でこの実験を紹介したが、何とか私の授業案とともに雷のメカニズムを理解したようだった。そして「今日授業でやりたい」と非常に嬉しい反応が返ってきた。

どんな授業になるか外から見守っていた。私が中に居ると、結局私が喋ることになるから教室に入らなかった。彼は自分なりに授業の展開を工夫してやっていた。正直に言って私は参考にしようと思った。学び合うとはこのことだ。授業後はMr.Pと握手した。

98%硫酸が実験室にあった。日本で自ら扱ったことは無い。が、その扱い方は学んでいる。少し緊張したが扱ってみた。。希釈の仕方。溶解熱の大きさにひとりで興奮していた。脱水作用による糖の炭化もやってみた。途中生徒が雨宿りに来た。発熱反応をマジマジと見せた。嬉しそうだった。彼の夢は医者になることだそうだ。夢・・・生徒と話す機会があると、必ず聞くようにしている。なかなかみんなの前では聞きづらいから、こういう機会を大事にしたい。

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