10.11.09

19/10/09 well food day

月曜日。先週末はお祭りだった。世界食糧の日・・ということで、催しが3日間あった。今年はマヌス州がこれに関する全国大会を誘致したので、大臣などが訪れて会合やフィールドワークを行った。集まったビッグマン(エライ人)の中に、日本が一人。彼は私とは違って、シニアの専門家として農業機械について別の州で仕事をしている。平日は学校があるので参加できなかった。と言っても学校も無いようなものだったが・・。金曜日の授業はわずか2人しか教室におらず、他の全員は隣の中学校で催されている祭りに行っていた。

土曜日が最終日ということで私も同期ボランティアのYさんと隣の高校へ向かった。学校で聞いたように、生徒がディベート大会をしていた。また、小屋を建て、小さなブースをいくつか作り、農作物の様々なことを紹介していた。見まわすと、日本人を発見!挨拶をした。彼は脱穀機の使い方を見せていた。とても忙しそうであったが、少しお話が聞けた。

ここで短期のトレーニングを行ったそうだ。農業機械の多くはあっても故障していて、管理する人間の育成が大事だと演説された。マヌスは他の地域に比べ人が柔らかくて、協力的で良いということだった。まず、街を歩く人の目つきが違うらしい。実際、講習会もスムーズに行われたようだ。私は比較できるほどPNGのことを知らない。しかし、人と何かをしようとしたとき、これは恵まれている環境であるようだ。しかし、物価は高いと。本島からの輸送費のせいだろう。工業製品はもちろん、野菜などの農作物も数倍高いということだった。

彼はお土産に脱穀したお米を下さった。美味しいと自信ありげにおっしゃった。これを今日の晩御飯に早速炊いた。米は輝いていた。口に入れる。あぁ、これだ。うまい。美味しいご飯の味を忘れていた気がする。おかずが無くたって箸が進む。基本的に味覚の鈍い私だが、幸福を感じることができた。彼の仕事は確実に一人の日本人を幸せにした。自分も頑張ろう、そう思った。

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