10.11.09

30/09/09 日本からの電話

水曜日。今日の朝礼も20分遅れで始まった。

校長はgrade10と12に喝をいれた。試験がすぐそこまできているぞ!生徒の多くは自分の夢を叶えるために勉強している。パイロットになるために数学を勉強する。教師にも激を飛ばした。試験が何よりも優先事項だ、と。

考えてみれば日本の生徒も同じような理由で勉強しているのではないか。自分が高校生のとき、やはり最後は大学に行くために力を振り絞った記憶がある。しかし、教師が勉強を教えるときにそれでいいのだろうか?自分の子どもに何故勉強するのか、聞かれたときに「仕事を得るため」と答えるのだろうか。私はそう答えたくない。子どもの時間は「職業に就くための準備」に費やされるのか?そうではなく、勉強、それ自身に価値があってなされているのではないのか?我々には知るべきことが沢山あるから勉強するのではないのか?

残念ながら希望者のほとんどがパイロットになれずに、村に帰って農作業をする。それがここの現実である。職に就けなければ勉強の意味は無かった、なんて言われないような教育をこの国のトップは目指している。きっと日本でも同じだろう。そこに自分の仕事がある。

 

今日、首都の事務所から電話がかかってきた。「お父様がメールが返ってこないことを心配して電話をかけた」とのことだった。電話線が正常だったときにたまにメールのやり取りをしていた。それが1か月近く滞っていたためだと思われる。そういう訳で、今日初めて日本に電話をかけてみた。母が出た。変わらぬ様子だった。元気だとだけ伝えた。ここの電話は前払い制だ。だから沢山話したければ、先にプリペイトカードをしっかり買っておかなければならない。もうすぐ父の誕生日だ。カードを買いに行ってまた電話しよう。

友達にも電話をかけた。変わらぬ様子だった。ただ、声を聞いて・・嬉しくなった。正直電話依存症になるのが恐くて、ずっと電話をかけずにいた。この地に安らぐ場所を作るのを諦めたくないのだ・・。

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